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そのパスワードは本当に安全ですか?

私たちがインターネット上でオンラインショッピングやSNSなどのサービスを使う際、認証のためのパスワードは必要不可欠なものになっています。

そんな大切なパスワードが破られてしまうと、個人情報をのぞき見されたり、SNSのアカウントが乗っ取られて、知らない間にメッセージを送信されたりなどの被害に遭う恐れがあります。

パスワードが破られてしまう原因のひとつとして、生年月日の数字だけや辞書に載っている英単語などの簡単なパスワードを使用することが挙げられます。

例えば数字4桁のパスワードならば、一般的なパソコンの処理能力で計算すると2分で破られてしまいます。辞書に載っている英単語なら1秒です。

これをランダムな半角英数大小文字と数字を組み合わせた8桁ならば12日です。12桁にすると破るのに400年かかります。ちなみに16桁ならば100万年以上です。

上記の数字は総当たり(全通り)を試した場合の目安の時間ですが、最低でもランダムな英数字を組み合わせた8桁のパスワードであれば、破られにくいパスワードといえるでしょう。

実際のインターネット上のサービスでは、そもそも簡単なパスワードが登録できなかったり、3回間違えるとロックがかかるなどのセキュリティもありますので、極端に心配する必用はありませんが、古いシステムを使っているサービスや、以前簡単なパスワードで登録してそのままという場合は注意が必用でしょう。

次の原因として「パスワードの使いまわし」が挙げられます。実は現在ではこれが一番多い原因かもしれません。例えばGoogleのサービスで「nickname0123」というパスワードを登録して、Facebookやオンラインショッピングでも同じパスワードを使用していたとします。この状態で何らかの原因でオンラインショッピングのパスワードが流出した場合、GoogleやFacebookでも同じパスワードでログインできると推測され、不正アクセスを受けてしまうというケースです。

実際には大手サービスであれば、2段階認証やアクセストークンなどで不正アクセスを防止している場合がほとんどですが、インターネットバンキングなどの本当に大切なものには、使いまわしではなく「そのサービスだけのパスワード」を利用することが大切です。

弊社のお客様でご不明・ご心配な点がございましたら、複雑なパスワードをサービスごとに管理できるソフトなどもありますのでサービス担当者までお問い合わせください。


  • パスワードに半角英数字記号などを組み合わせた8桁以上を使用し生年月日や辞書に載っている英単語を使用しない。
  • パスワードの使いまわしはなるべく行わない。やむをえず使う場合でも本当に大切なものには、使いまわしではなく「そのサービスだけのパスワード」を利用する。
  • 古いシステムなど使っていないサービスはサービスを解約(アカウント削除)するかパスワードを複雑なものに変更する。